皆さんこんにちは、いつも当ブログを読んでいただきありがとうございます。
ボートトレーラーのグリスアップ方法を説明します。
ボートトレーラーのベアリングは、目には見えない部分なのでメンテナンスをおろそかにしがちです。
グリスアップは、トレーラーのメンテナンスで非常に大切で重要な項目です
トレーラーベアリングのメンテナンスを怠ると、ベアリング内のグリスが液状化しグリス本来の役割をしなくなります。
そうすると、ベアリングが焼き付きハブ本体にも異常が発生して、最悪タイヤが外れるなんてことも想像できます。
ベアリングのメンテナンスで大切なことは、定期的にグリスアップすること。
ベアリングのグリスアップは非常に簡単です。
是非、自分でやってみましょう。
この記事では、グリスの種類やベアリングへのグリスアップ方法を分かりやすく解説します。
目次
ボートトレーラー グリスアップ方法/グリース種類
ボートトレーラーのベアリングのグリスの種類について説明します。
ボートトレーラーのベアリングのグリスアップをする際に問題となるのが、どんなグリスを使えばいいのかという部分です。
結論、メーカが推奨するグリスを使用するのが基本です
ホームセンター等のお店では、様々な種類のグリスが販売されています。
どれでもOKかというとそうではありません。
なので、トレーラーメーカーのホームページ等で使用しているグリスを確認。
同じものを使用するのが基本的な考えです。
なので、有名トレーラーメーカーのグリスを紹介していきます。
ソレックス【SOREX】トレーラー グリス
メーカー | ソレックス |
品名 | 耐水グリス(SRX-047) |
仕様 | リチウム系 |
NL GL | NO.3 |
ソレックスから耐水グリスが販売されています。
商品の品番はSRX-047です。
その中身は、JXエネルギー(株)から販売されている「パワノックWB3」です。
グリスガンはこちらです。
ブラストトレイル
メーカー | ワコーズ |
品名 | ハイマルチグリス |
仕様 | ウレア系 |
NL GL | NO.2 |
ブラストトレイルで使用されているのは、ワコーズのハイマルチグリスです。
グリスガンはこちらです。
タイトジャパン
メーカー | ワコーズ |
品名 | BMG-U |
仕様 | ウレア系 |
NL GL | NO.1.5 |
タイトジャパンで使用されているのは、ワコーズのBMG-U(ブームグリス)です。
グリスガンはこちらです。
サントレックス【SUNTREX】
メーカー | 出光興産 |
品名 | ダフニーエポネックスSR |
仕様 | 鉱物系 |
NL GL | NO.2 |
サントレックスのトレーラーには、出光興産のダフニーエポネックスSRというグリスが使用されています。
しかし、サントレックスからメンテナス用品として販売されていません。
なので、手軽に購入できる同等品の「ウォータープルーフグリス」を購入しましょう。
グリスガンはこちらです。
トレーラーグリスの選び方
ここには、載ってなかった。
違うグリスを使用してみたい。
そんな人は、グリス基礎知識を理解すれば選んで購入することができます。
グリスの基礎知識を説明していきます。
グリスには「ちょう度」というものがあります。
ちょう度とは、グリスの硬さを数字で表す表記です。
ちょう度を表す種類も3種類あります。
ボートートレーラーのグリスは、「2号~3号」を使用しているメーカーが多いです。
このちょう度が合っていれば、他のメーカーのグリスを使うことも可能です。
番号が大きくなれば硬いイメージ。
しつこいですが、基本はメーカーの推奨グリスを使いのがベストです
このようにグリスの種類は9種類に分かれています。
JIS ちょう度番号 | NL GL ちょう度番号 | ちょう度(25℃) | 状態 |
000号 | NO.000 | 445~475 | 半流動状 |
00号 | NO.00 | 400~430 | 半流動状 |
0号 | NO.0 | 355~385 | 半流動状 |
1号 | NO.1 | 軟質 | |
2号 | NO.2 | 普通 | |
3号 | NO.3 | 普通 | |
4号 | NO.4 | やや硬質 | |
5号 | NO.5 | 硬質 | |
6号 | NO.6 | 固体 |
ボートトレーラー グリスアップ方法を解説
グリスアップは非常に簡単です。
「グリスを注入し、出てきた古いグリスを拭き取るだけです」
たったこれだけです。
イメージは、ベアリング内にある古いグリスを新しいグリスを注入して押し出す(入れ替える)という流れです。
グリスアップの流れを写真で説明していきます。
グリスを注入すると古いグリスが出てくるので新聞紙で養生しましょう。
次に黒いキャップを外します。
オイルガンにオイルをセットします。
グリスニップルにオイルガンをセットします。
次にゆっくりオイルを注入していきます。
このゆっくりがポイントです。
勢いよく注入するとオイルシールが外れる場合があります
なので焦らず、ゆっくりオイルを注入していきましょう。
オイルを注入すると古いオイルが出てきます。
さらにゆっくり注入すると新しいオイルが出てきます。
これでベアリング内の古いグリスが押し出され、新しいグリスに入れ替わりました。
これで完了です。
まとめ 定期的に交換することが大切
グリスはホームセンター等でも購入できますが、ボートトレーラーのベアリングには想像以上の不可がかかっています。
なので、ボートトレーラーのメーカーが推奨するグリスを使用を使用しましょう。
そして、大切なことは定期的に交換することです。
- 少なくとも1年に1回以上は、交換する
- 長距離の遠征をする前は交換する
目に見えない部分だからこそ定期的にメンテナスすることで、トラブルを最小限に抑えることができます。
メンテナスは、やるまでは面倒ですが、やってみると意外と簡単です。
様々なトラブルに対応できる男を目指しましょう(笑)
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【ワコーズ スーパーハード】失敗しない使い方と注意点!ゴムもOK最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、また!